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大腸がん

大便の通り道である大腸に発生した癌で、本邦では女性の癌患者さんの死亡原因第1位となっています。症状としては、便秘・下痢・血便・食欲不振・体重減少等が挙げられますが、胃癌と同様、早期大腸癌(早い段階の大腸癌)の時は認められないことが多いです。

また、大腸癌検診などで行われる検便で引っかかり、精密検査としての大腸カメラ検査で見つかるというケースもありますが、結論として大腸カメラ検査を行わないと大腸癌の確定診断はつけられないと言えます。胃癌の項でも記載しましたが、大腸癌も早期に見つけることで、大腸カメラ(内視鏡)で切除し完治を目指すことが可能ですし、その前段階である大腸腺腫(大腸ポリープの項を参照)の時に切除すれば未然に大腸癌の発生を予防することも可能です。

結果として患者さんのQOL(生活の質)に大きなメリットをもたらすと言えます。大腸癌のリスク因子としては、食事の欧米化により脂質摂取量の増加、また飲酒や喫煙等が挙げられますが、特に便秘は一つ重要な素因と言えます。便秘でお悩みの方もいらっしゃると思いますが、普段からの排便習慣をスムーズにすることで、大腸癌の発生リスクを下げることができます。

水分の摂取を心がけたり、適度な運動(ウォーキングなどの有酸素運動)、便秘薬の活用などもいいでしょう。そして何より、定期的な大腸カメラ検査を行うことで、大腸癌予防・早期発見・早期治療につなげていくことが肝心です。当院では、鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラ検査を行っております。是非お気軽にご相談ください。

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