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脂肪肝

肝臓に脂肪が貯まってしまうことで、肝臓にダメージを与えてしまう病態です。一般に脂質の過剰摂取や運動不足、薬剤や飲酒習慣などにより体の余分な脂肪が肝臓に蓄積して発症することが多いですが、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスに感染することで発症する場合もあります。

脂肪肝の背景に、脂質異常症(高コレステロール血症や高脂血症等)、糖尿病などがあるとそちらの治療も行わなければなりません。肝臓は沈黙の臓器と言われており、かなりのダメージが蓄積しなければ症状が出てきません。逆に言えば、症状が出てきた段階ではかなり肝障害が進んでいる可能性もあります。慢性的に肝障害が続くと、肝硬変(肝臓の組織が硬くなり、肝臓本来の解毒作用などができなくなる)や肝臓がんといったやっかいな病態につながりかねません。

肝機能障害の主な症状は全身倦怠感、食欲不振といった非常に曖昧なものが多いので、採血検査などを行って初めて肝臓からくる症状だったと判明することもあります。自覚症状がなくても、健康診断や人間ドックで脂肪肝の指摘をされたことがある方は、医療機関への受診を推奨します。

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