高血圧
心臓から送り出される血液を運ぶ通路が血管ですが、その血管の圧力が高い状態が高血圧です。高血圧があると、ポンプ作用を担っている心臓に負担がかかるだけでなく、他の内臓への負荷も増えるため、脳卒中や心疾患、腎疾患等多岐にわたる疾患の誘因であると考えられています。
また、高血圧には原因不明の本態性(ほんたいせい)高血圧と二次性高血圧という2種類があり、ほとんどが本態性高血圧です。二次性高血圧は、高血圧の根本である原疾患(もともとの病気)が存在しているもので、そちらの治療が高血圧の治療に結びつくことがあります。高血圧の症状は、軽度高血圧なら自覚症状はないことが多いですが、血圧が高くなると動悸や頭痛、頭がボーッとする等といった症状が出てくることもあります。
高血圧の予防・治療は、減塩(男性なら8g以下、女性なら7g以下が理想)・禁煙・節酒・有酸素運動(ウォーキングや水泳など)・野菜や果物をバランス良く摂取する事等があげられますが、それでも改善が乏しい場合は、血圧を下げる薬の内服が必要になってきます。当院では高血圧治療も行っておりますので、血圧高値を指摘された方や血圧が気になる方はお気軽に当院までご相談ください。