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逆流性食道炎

胃酸が食道まで逆流することで、食道の粘膜が炎症を起こしている状態です。胃酸が逆流する原因は様々ですが、脂肪分の多い食事をとる方や、食後すぐに眠ってしまうことが多い方、炭酸飲料を多く飲まれる方などに多いと言われています。ピロリ菌の感染によるものや、逆にピロリ菌の除菌治療の後などに一時的に発症する方もいらっしゃいます。

主な症状は、胸やけ、酸っぱいのが上がってくる、みぞおちの圧迫感、のどがイガイガする等ですが、いわゆる呼吸器症状である咳がでることもあります。また、不思議なことに、胃カメラ検査では明らかな食道粘膜の炎症があるにもかかわらず自覚症状が全くない方や、炎症はないにもかかわらず症状が強い方もいるのが治療法は胃酸を抑える胃薬を使用して極力胃酸の逆流を抑える方法が中心となりますが、普段の生活習慣の中で食後2時間程度は横にならない、暴飲暴食をしない等で改善することもあります。

逆流性食道炎は基本的に良性疾患ですが、発症・治癒を繰り返したり、慢性的に炎症が続いたりするとダメージの蓄積した食道粘膜が食道がんに発展することもありますので、自覚症状があったり、健診などで指摘されている方は、定期的な胃カメラ検査によるフォローアップをおすすめします。

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